忍びの国

 

感想

ジャニーズファンではないですが、原作の和田竜さんのファンなので観に行きました。

原作の世界観が好きだったのですが、天正伊賀の乱の時代の話をどのように映像にするのだろうとワクワクしながら観に行きました。

結果、大正解でした。

まず驚いたのはタイトルバックのBGMです。緊張感のあるオープニングの映像から戦が始まり、出てくるタイトルのBGMがまさかのロック!

これで一気に引き付けられました。テンポもいいですし、見ていて楽しく、興奮します。

かといって内容は砕けすぎず、侍側のシーンは緊張感があり、忍者のシーンは楽しく見ることができました。

圧巻だったのは大野さん演じる無門と満島真之介さん演じる次郎兵衛や、伊勢谷友介さん演じる大膳、 鈴木亮平さん演じる平兵衛との1対1の戦闘シーンです。

「川」と呼ばれる忍びの国に伝わる対決の仕方に侍を引き込み、1対1で対決するシーンは気迫がものすごく、息を止めたまま瞬きもせず見入ってしまいました。

殺陣の多さや細かさ、スピードなどもすごいのですが、笑いながら戦う忍びと対する侍の気や、戦ううちにだんだん真剣な顔に変わっていく忍びの表情など、とても見ごたえがありました。

アクションシーンが圧巻でしたが、物語としても素晴らしく、石原さとみさん演じるお国と無門の夫婦愛には胸を打たれます。無門と平兵衛との対決のシーンがクライマックスかと思いきや、その後にさらなるクライマックスが待っていました。

そのお国と無門のクライマックスシーンは全身に電気がビリビリと走ったような衝撃でした。

その後、映画の冒頭で平兵衛に「人ではない」と言われた忍びの無門が、最後に忍び達に向かって「おぬしらは人ではない」と言って去っていく背中は、間違いなく愛を知って「人」となった「忍び」の姿でした。

アクション映画としても楽しめ、恋愛・ヒューマン映画としても楽しめる、エンターテイメント作品です。感想